神の家( The house of God )
ベテルとは
「ベテル」とは聖書に記されている地名(ヘブライ語)で、「神の家」という意味です。子どもたちの命は神様からいただいた尊い命、その大切な子どもの命を預かる園として、子どもたちを神の子として尊重し、神の家で、たくさんの愛を受けて育ってほしいと願い、園にこの名がつけられました。
自然
八王子の中でも豊かな自然が残る恩方地域にある本園には、自然のままの園庭が広がります。春には竹林から筍を収穫し給食で頂きます。子どもたちは畑を作り、野菜を育て、クッキングをして頂きます。バッタやダンゴムシ、セミや蝶々、たくさんの虫たちとも出会います。季節折々の草や花を楽しみながら、子どもたちは育ちます。
体験
医学博士でもあり幼児教育者でもあったマリア・モンテッソーリは、子どもが何かに強く興味を持ち、集中して同じことを繰り返す限定した時期の事を「敏感期」と呼びました。子どもたちは、たくさんの敏感期を通り成長していきます。そこには、何度もチャレンジしていく心、失敗しても工夫をして最後には成功させる知恵、集中力など、一つの事ができるようになる以上の成長が詰め込まれています。子ども一人ひとりの敏感期に合わせて、人生で初めての体験や経験をたくさん積み重ねながら成長することを心がけています。
食
2013年に「和食」がユネスコ(国際連合教育科学文化機)の「無形文化遺産」に登録されました。ここで言う和食とは、料亭で出るような立派な懐石料理だけではなく、家庭での日常的な食事の中で昔から受け継がれた、いわゆる普通の日本食を含んでいます。四季折々の山海からの豊富な食材を余すことなく利用し、味噌や醤油などの発酵食文化を育み、出汁を使った素材を生かす調理方法など、世界中が「ヘルシーフード」として注目している和食。本園では給食の基本を和食とし、子どもたちの健康な身体作りを目指しています。
人
人は一人では生きていけません。自分以外の様々な価値観や違いを持った人々と関わりながら生きていくことが求められます。一昔前では、夕方まで近所のお兄さんお姉さんが、小さな子どもたちの面倒を見ながら一緒に遊んでくれていました。年齢や経験が違う子どもたちが、それぞれの興味や関心を引き出しながら、お互いに経験し、成長し共に生きていました。本園では、学年活動だけではなく、異年齢の活動を積極的に行うことで、友だちの輪を広げ、興味や関心を広げ、多くの経験につなげていきたいと願っています。
聖書
「一人ひとりを大切にする」この当たり前のような事柄を、本園では、聖書の教えに基づいて実践しています。聖書は一貫して「自分を愛するように、あなたの隣人を愛しなさい」と教えています。どんな人でも、自分とどれだけ違っていても、他者を愛することが、人を創っていく根本だからです。人生の基礎を造る乳幼児期に、聖書の教えから、心を育てます。 毎日の朝の集いにおいて、子どもたちは賛美歌を歌い、聖書の言葉を読み、祈る時を持ちます。心を静め、自分が愛されていることを感謝しつつ、他者をどう愛するのかを学んでいきます。